技術立国ニッポン

 「はやぶさ」報道が一段落した感がありますが、そこに出てきた日経の記事↓
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/shimizu/
 「清水正編集委員」なる方の署名記事なのですが、これがなんとも・・・。無知というかひねくれているというか・・・悪意を持って解釈しないと、こうは書けないんじゃないかと思うことばかり・・・。
 詳細は↓
 「はやぶさリンク」:日経新聞・清水正巳編集委員の記事に関して: 松浦晋也のL/D
 に書かれているので、是非ご覧になっていただきたいのですが、ひとつだけ。

 科学技術の研究開発には新発見やイノベーションにつながる発明、そして一つ一つの技術を組み合わせ、全体システムをつくりあげるような技術開発プロジェクトがある。前者は未知の世界の挑戦という性格があり、失敗なしに成果を挙げるのは至難の技である。一方、後者は着実にシステムをつくることが前提であり、出来上がったシステムが動かなかったり、目標を達成できなかったりすれば失敗であり、無駄な研究開発ということにもなる。

 つまり、前者では失敗は許容され、後者では失敗は許されないということになる。はやぶさは後者になるが、研究者が意図しているかどうかは別にして成否のあやふやな発表をみる限り、失敗の責任逃ればかりが前面に出ているような印象を与える。

 はやぶさって、「未知の世界の挑戦」のかたまりだと思うのですが・・・

 「成功か、失敗か」でしか物事を見られないって事なんですかね。